・相談者DATA|32才|男性|無職|独身|
公立大学を卒業し市役所で働く。つまり公務員である。ただそこでいじめにあい1年で退職。そこから9年間家に引きこもった。
■最後は病死。
高学歴で公務員。安定した人生を歩もうとした時に崩れた計画。それがトラウマとなり引きこもりに。知り合いの息子ということも有り何度もあった。頭はいいから現状打破をするにはどうしたらいいのかは分かっている。ただ出来ない。怖いのだ。自信が無い。
■引きこもりは自信が徐々にえぐられる。
引きこもり生活をしていると、癌のように徐々に進行していくものがる。それが自信の喪失だ。気付いた時にはもう手遅れ。人は自信を失った時全てを失う事がある。
自信を失うと精神も病んでいく。重度のうつ病だ。薬が無ければ生活が出来ない。そこで更に病んでいく。この負のスパイラルは麻薬と同じく止められない。
精神が止んで引きこもりが長期化、不健康になり、酒を飲み薬に依存し続けた結果、癌になった。
■弱った体に癌の進行は早かった。
彼はよく言った「なんでこうなってしまったのか」「ちょっとした事で人生は狂うんだ」「後悔しかない」「悔しい」
きくのが耐えられなかった。自分も実際無職を経験し、後悔をした人間だ。ただ紙一重であるが唯一異なるのが健康体である。だからこそ辛かった。人間損をしたり負けた奴が更に割を食う。こんなんなら、自分以外は全員敵だとけんか腰に生きたほうがいいのではないか。
死ぬ2日前に電話がかかってきたが、力ない声が彼の無念さを語っていた。
管理人MEMO
仕事でいじめやパワハラにあい人生を狂わされた人間は多い。敗者が割りを食う。悔しいがこれが現実。ただそんな現実なら人に情けは無用として生きたほうがいいのか!?
もちろんその答えは人それぞれである。
ただ自分は裏切るよりかは裏切られたほうがいい。別にいい人ぶるわけでなく、あれこれ考えるのがめんどくさいだけだ。
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